小さな子どもの急な体調不良、とても心配ですよね。
高熱や嘔吐下痢では、入院になってしまうことも珍しくはありません。
事故防止の見守りやお世話はもちろんですが、治療を受けている子どもの精神的な安定のためにも、付き添いが必要になるケースが多いでしょう。
小さな子どもが複数人いれば、「ほかの子どもたちのお世話はどうしよう」と考えますし、実家など頼れる場所がなければ困り果ててしまいます。
そんなドタバタの中で入院準備。
実際に入院の経験があるとわかるのですが、病院から渡される持ち物リストは最低限です。
そこで今回は、1ヶ月の付き添い入院を3度経験して「これは!」と思ったものを並べましたよ。
小さな子どもの付き添い入院に必要なもの一覧
三女は、左心低形成症候群という生まれつきの心臓病です。
リストの内容は一般的なものから、病気特有のものまでさまざまなので、まずは一通り眺めてみてください。
洗面道具
- 歯ブラシセット
- うがい用のコップ
- フェイスタオル2~3枚
- 化粧品
- 基礎化粧品
- ヘアブラシ
- ヘアゴム
- ドライヤー
院内はとても乾燥するので、基礎化粧品やリップクリームは必須アイテムです。
洗濯したバスタオルをベッドサイドに干して加湿が有効でした。
化粧品は退院時に必要な方はどうぞ。
入浴道具
- シャンプー・トリートメント
- ボディソープ
- ボディタオル
- バスタオル2~3枚
バスタオルは、ベッドに敷いたり、夏ならば掛け布団代わりにも使えます。
付き添い人のシャワー浴は、できる病院・できない病院かなり違うようです。
毎日OKのところから、自宅に帰らなければいけないケースまで本当に様々なので、ご確認くださいね。
※三女の病院では、付添人のシャワー浴は毎日OKで、保育士さんの予約を取って預かってもらうことができます。
キッチン用品
- 食器用洗剤
- スポンジ(マグや哺乳瓶専用の洗浄器具が必要な方はそちらも)
- 洗剤・スポンジを入れておくカゴ(あると便利)
- ふきん
洗濯用品
- 洗濯用洗剤
- 洗濯用ネット
- ハンガー
- 小物用ハンガー
- 洗濯バサミ:クリップ代わりにもなります
ハンガーの本数は、洗濯の頻度や干す場所によっても変わりますね。
私は1日置きとして大人用4~5本、子ども用2~3本を用意します。
※三女の病院では長めの細い突っ張り棒があると便利、百均に売っているもので十分です。
天井に点滴レールが2本ついていて、そこにある輪に突っ張り棒通して渡すと物干しポールになります。 乾燥対策でもあります。
テレビカードを使って1回100円で洗濯ができます(乾燥機・乾燥室あり)
洗濯用洗剤、好みはありますが柔軟剤入りがオススメ。
ボールドのジェルボールタイプはお手軽です。
食事道具
- 箸、スプーン、フォーク
- 皿
- コップ、魔法瓶
- ラップ、ホイル
- 付き添い人の食事
[小さな子どもの場合]
- レジャーシート+小さなテーブル
- バンボ
食器は自分のものばかりでなく、子ども用の使いなれたスプーン・フォークなど必須です。
付き添いでもっとも大変なのは食事です。
思うように子どもから離れられなかった場合、何も食べられない可能性もあります。
事前に常温保存の効くものを持ち込むことが、節約の面からも有効です。
チンするごはん(白米・炊き込みなどの味つき)、インスタント味噌汁、チンして食べられる総菜、ふりかけ、梅干など。
私は食パンとホイルを持ち込んで、トースターでパンを焼いて食べていました。
少食の幼児は食べきれないことも多々あるので、それを食べてOK!という病院だと多少充実してきます(笑)
ベッド上で食事を取らせる場合に、小さなテーブルがあると使いやすいです。
下にはレジャーシートやバスタオルなどを敷くと、汚れ防止になります。
治療や手術などで鎮静剤を使用した場合、離脱期にはお座りが安定しません。
バンボや大きめの授乳クッションを使うと何とか座れるようにはなりますが、無理はしなくていいでしょうね。
個人的に、JAふらのの「富良野ブラックカレー」はおいしかった!
日用品
- 箱ティッシュ
- ウェットティッシュ
- ビニール袋
- 院内ではくサンダル
- S字フック
- 輪ゴム
- 耳かき・爪切り
- イヤホン・携帯スピーカー、ワンセグのアンテナ
- スマートフォンの充電器
- 生理用品
- 風邪薬・胃薬・鎮痛剤・絆創膏など
- マスク
- 着替え
基本的に、院内は暑いです。
患者さんが病衣で過ごせる室温なので夏の装いで大丈夫です。
真冬でも半袖(病室から出る時は1枚羽織るものを!)で過ごせます。
入院中はむくみも気になるので、着圧ソックスは有効です。
入・退院時には同じ服を着ればOK、院内の服装は楽に過ごせる物にするといいでしょう。
子どもの持ち物(病児ver.)
- 病院の診察券
- 健康保険証
- 札幌市子ども医療費受給者証(札幌市在住)
- 身体障害者手帳
- 母子手帳
- 筆記用具
- 印鑑
- 入院中の飲み薬
- うるさくない(音の鳴らない)おもちゃ
- DVDプレイヤー
- DVD数枚
- 絵本
- 肌着・スタイ・靴下など
- 紙おむつ
- お尻拭き
- フォローアップミルク
- 哺乳瓶
- ストローマグ
- 薬を飲ませるためのシリンジ
- 計量カップやスケール
- 麦茶
- おやつ
- 枕・布団
- ベビー爪切り
紙オムツの場合、カテーテル検査や手術の際にはテープタイプが必要です。
鼠径部からカテーテルを挿入したり、術後は点滴のルートを取っていることも多いです。
抗生剤の服薬や点滴で下痢をしてケアが必要な場合にも、テープタイプの方がお尻の下を汚す心配をしなくて済みます。
点滴が入っていると尿量も増えるので、指定された枚数では足りませんでした。
術後であればステリテープ(傷をキレイに治すテープ)や、カニューレをつけていれば頬に貼るためのテープも必要です。
計量カップ・スケールは、術後の水分制限があると必要です。
検査など何もない時には、持ち込んだTシャツを着せています。
点滴のルートがあっても看護師さんに相談すれば繋ぎ替えてもらえますし、着るもの1枚で気持ちが変わります。
最後にまとめ
入院期間が短期と長期では、必要なものも変わってきます。
長くなればなるほど、こまごまとした荷物が増えてくるものですよね。
例えば、爪切りや耳かきのように「毎日必要ではないもの」ってあります。
あって便利だったもの。 なくて不便だったもの。
その場になって「あー、そうだった!」と思い出しても、残念ながら売店には売っていないもの。
病院によって制度や設備が違いますし、必要なものもそれぞれ違います。
オリジナルの持ち物リスト作成のために、おすすめアイテムと合わせてご紹介しました。
ぜひご活用くださいね。