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「乳幼児の心とことばの相談」を受けたこと|臨床心理士との面談

三女は、左心低形成症候群です。
生まれつきの心臓病を持っている子は、発達障害や発達の遅れが多いと言われていました。
そして実際に、三女も言葉の発達には遅れがありました。

2017年8月に受けたフォンタン手術から1年が経ち、心臓の調子はバッチリだとわかり胸をなでおろしました。
主治医からは、「できることは制限しないで何でもやらせてください」と言われています。

フォンタン手術が終わった時点で、集団保育への許可は出ています。
検査結果がとてもよかったことを受けて、私たちも安心して次のステップに進んでいくことを考え始めました。
その入口として発達相談を受けることにしたんです。

我が家は札幌市在住、こちらでは札幌市での手続きについて具体的にお知らせしています。
正式名称を「乳幼児の心とことばの相談(乳幼児精神発達相談)」と言い、こちらは予約制です。
各保健センター(健康・子ども課)に問い合わせてくださいね。

>>>さっぽろ子育て情報サイト(トップページ)  

 

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乳幼児の心とことばの相談レポート

発達相談の面談時間は1人45分、決して長くはありません。
これまで集団健診を避けてきた三女、現状を把握するため事前に担当保健師さんが自宅訪問してくれていたんです。

そこで先に、質問内容を決めておきました。

  • 言葉の遅れについて
  • 集団保育について
  • 発達検査について
  • 児童デイサービスの利用について

 

現地へは5分前に到着、すぐに案内されて相談スタートです。

 

言葉の遅れについて

言語発達に関しては個人差が大きいので、「これが正解」とは言い切れません。
ここでは面談中に臨床心理士(以下、心理士さん)から聞いた内容で記載しますね。

  • 1歳半~2歳:単語が出てくる
  • 2歳前後~2歳半:二語文・三語文が出てくる
  • 2歳半~:大小や色の概念ができてくる
  • 3歳までにおおむね完成する

 

「これなに?」が出てくると言葉が爆発的に増えてくる時期になりますが、まさに現在の三女がそう。
小学校の夏休み中にオウム返しをするようになって、一気に増えてきたところです。

基本的には二語文が中心で、三語文も時々、大小や色の概念はまだありません。
心理士さんからは「2歳前半くらい」と言われましたが、見ていたポイントは2つあったそうです。

  • 人との関わり方
  • 言葉の発達

 

俗にいう「ビビり」で最初は物怖じしますが、慣れるのは早くて人懐っこい三女。
同じ年頃の子よりも小学生以上の大きな子や、医療者以外(笑)の大人が好きで近寄っていきます。

モモちゃんのとってもいいところは、まず笑顔!
ニコニコしてて人と関わるのが大好きですね。
1人でおとなしくおもちゃで遊ぶこともできますし、とってもいいですよ。

 

当然ですがいろんな子がいます。 面談がままならないケースもよくあるそうです。

  • 相談を始めようと思っても、お母さんから離れられない子
  • 部屋から出たくてずっと泣いている子
  • イタズラがひどくてお母さんがついて歩く必要のある子

 

用意されたおもちゃや絵本を次々と手に取り、時々私たちの方に近寄ってきて遊びに誘いながら、ひとりでずっと遊んでいた三女。
その点は、とてもほめていただきました。

 

集団保育について

「3年保育と2年保育、現在の発達ではどちらがいいですか?」 3年保育が可能なら入園、難しそうであれば2年保育をめざして1年療育を考えていました。
心理士さんの回答は「3年保育に通えるでしょう」とのことですが、一部条件つきになりました。

  • 支援が必要な子も通える幼稚園
  • もしくは少人数の幼稚園

 

モモちゃんはおとなしく遊ぶことができているので、大人数の中に入ると先生の目がいかない可能性が大きいです。
なので支援が必要な子のために先生がつく幼稚園や、少人数の幼稚園がモモちゃんにとってはよさそうですね。

 

仮に、普通の子(便宜上そう区別します)たちの中に入ったとして。
発達面を考慮して声かけを多くしてもらえるかなど、配慮の有無に関しては幼稚園の指導方針によるとのこと。
それは見学や説明会など、自分で調べなけらばいけないことです。  

 

心臓病に関しての配慮

心臓病に関しては一切触れていません。
もちろん幼稚園には伝えますし、薬の副作用や出血時の処置などを知ってもらう必要はあります。

ですが主治医からも「普通の子と同じように」と指導されていますし、配慮の面では現状お願いすることはないと考えています。

あいづちをじょうずに打てているのもいいですね。
一方的に話すことはできるけれど、「うん」ってあいづちを打てない子は発達障害を疑います。
その場合には集団保育はオススメしないんです。

 

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信頼できる情報への安心感

長女が入学してからの4年間、小学校のサークル活動やPTA活動に携わってきました。
支援学級に通っている子のお母さんとも交流があり、当時お子さんが通っていた幼稚園の情報も耳にしていたんです。

そして心臓っ子のお母さんたちから教えてもらった、直近の情報もありました。

インターネットの口コミも参考になりますが、信頼できる人たちからの情報には勝りません。
私が知っている限りの情報を心理士さんに伝えて、それに対してアドバイスをいただく形で話を進めていき。
「この幼稚園に問い合わせをしてみよう」というところまで絞りました。

問い合わせの翌日に体験保育があるとわかり、すでに参加しています。  

 

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発達検査について

発達検査は予約が殺到していて、早くても3~4ヶ月待ちというのが現状です。
それでも「入園前に目安としてわかっているといいでしょう」とのことで、こども病院での発達検査を予約することにしました。

発達検査には紹介状が必要で心理士さんが作成、区役所の保健福祉課で手続きをしています。
こども病院への予約は、自分でしなければいけません。

  • 発達検査の予約をする
  • 紹介状の作成には1週間ほどかかる
  • 紹介状は保健センターに受け取りにいく必要がある
  • 検査日までに紹介状を郵送する

 

発達検査の詳細
  • 診療科:小児精神科
  • 所要時間:1時間半程度
  • 担当医師:小児精神科・心理・リハビリ・保育、それぞれの専門医立ち合い

 

発達検査の予約は、3月下旬で取ることができました。
事前に届く問診票に記入を済ませたあと、紹介状と一緒に返送することになっています。

 

2019年3月、発達検査をしてきました。

 

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児童デイサービスの利用について

幼稚園に入園できることになったとしても、まだ半年あります。
発達検査を受けていないので断定的なことは言えませんが、入園以降も継続して通所することで、小学校入学までに発達が追いつく可能性だってありますよね。
そのために、児童デイサービス(児童発達支援事業)を利用することにしました。

入園までの期間に少しでも言葉の発達をうながして、お友達とじょうずに関われるようになると安心ですよね。

 

利用するためには、いくつかの手順を踏まなければいけません。
まずは、各区役所の保健福祉課の窓口で「障害福祉サービス受給者証」の申請が必要です。

区内にある児童デイサービスの事業所の情報は、保健センター・区役所の保健福祉課のどちらでも聞くことができます。
ただし事業所を選ぶためには、小冊子・ホームページ・見学などの形で情報を得なければいけません。

 

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最後にまとめ

発達相談の内容についてざっくりとまとめました。
入園に向けての活動や手続き、詳細に関しては各項目ごとにあるリンクを参考にしていただけると嬉しいです。

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