今週は学年末懇談会。
参観日ではないけれど、毎年お楽しみ会や発表などがあります。
去年、二分の一成人式があったのもこの日。
今年の5年生は、卒業式と入学式の入退場曲の演奏会。
ゆず姉はクラス代表の司会も担当していました。
書記局でも司会進行は経験しているだろうし、代表委員も経験済み。
この2年間頑張ってきた成果だね。
胸を張って堂々と話す姿、指揮者を見つめる真剣な眼差し、そして迫力のある演奏。
「最高学年」を意識させられる生活の中で、子どもたちはますますしっかりとしてきたように感じられました。
あっという間に6年生、1年後には送られる側。
あと1年で卒業なんだ。
卒業式の退場曲を聴きながらそんなことを考えていたら、「もったいない」という思いとともに涙がこみ上げてきました。
もっともっと私の傍にいて、ゆっくり成長してくれたらいいのに。
こんなに急いで成長しなくていいよ。
そんな想いの詰まった「もったいない」
発表会の締めくくりで先生がお話しされていました。
音楽は聴く場面で感じ方が違うものです。今の演奏で卒業生が退場します、そんなことをイメージしながら聴いていただけましたか?
子どもたちは一生懸命練習してきました、きっといい卒業式になると思います、と。
いろんなことに「小学校生活最後の」がついてきますね。
あー、母寂しいです。
今年の3年生は音楽発表会。
歌・器楽演奏・リコーダー、お兄さんお姉さんになってくる年頃だけれどまだまだかわいいね。
お母さんたちの方を見てニヤニヤしちゃう顔が、まだどこか幼いです。
集団生活やお友達との関わり、ハナはゆず姉ほど器用にはできません。
うまくいかないことがたくさんあって、家に帰ってきては泣いて、怒ったり甘えたりしながらこの1年も頑張りました。
この日のために、ゆず姉に教えてもらいながら家でリコーダーの練習もしてきました。
難しいと言っていた、下の「ド」もちゃんと出ていたね。
2日かけて作った折り紙の輪飾りも、黒板の真ん中にありました。
クラスで決まったことではなく、勝手に思いついたそうです。
人一倍ビビりなのに、それをみんなの前で「使えるかな?」って出すのはちょっと勇気がいりますよね。
上手に飾ってもらいました。
傷つきやすいハナにとっては、これも大きな成功体験になります。
想いを汲んでくれた先生にはありがとうです。
最後の歌をうたっている時。
座っているお母さんたちの後ろでずっと写真を撮っていた先生が、手元で小さく指揮をしているのが視界に入りました。
うたっている子どもたちの前には、指揮をしている女の子がいました。
だから、子どもたちは気づかなかったかもしれません。
先生の「頑張れ!」って想いだよね、なんて思ったらやっぱり涙が出てきそうで。
学校での教育には、いろいろケチもつく昨今だけれど。
先生方は子どもたちをダメにしたくて教壇に立っているわけではありません。
こういう想いに支えられて、頑張れるし、成長していくんだろうなって。
子どもたちのために、親ができることなんて本当に少ないです。
これからはますますじっと見守るばかりの時間が増えていきますね。
それはとてもありがたいことです。
頑張れる今に感謝、元気でいてくれることに感謝。
お母ちゃん、もっと頑張らなくちゃ。