あっという間の6年間、と言いたいところだけど。
とても長く感じた最後の1年間。
最高学年として楽しみにしていたことがたくさんあったのに、どれもこれもできなくなってしまって。
辛うじてできたのが修学旅行。
運動会は体育参観日で、学習発表会は無観客。
泣きたいはずの子どもたちが顔を上げて進んでいくのを、親が泣きながら見守っているような。
そんなことが何度もありました。
卒業式の保護者の参列は1名。
全4クラスを2つに分けて、体育館では子どもと親が椅子を並べて、卒業証書授与の際にはマスクを外して名前を呼ばれたら挙手。
感染対策はバッチリでした。
式の最中は、ハナの緊張した横顔を眺めていました。
感受性が強く感覚過敏もあり、年に一度はお友達とうまくいかなくて「休みたい」と言うし。
殴り合いをして顔にケガをしたこともあった(笑)
家庭内のゴタゴタで情緒不安定にもなって。
ゲームばかりやっているのを母に注意されてはふてくされて、ギスギスしながら過ごしていた時期も。
たくさん心配したし、気を揉んだし。
子育ての難しさを教えてくれたのはハナ。
でも、天真爛漫でみんなを元気にする笑顔の持ち主。
お友達からの寄せ書きには「明るい」「優しい」「一緒に遊んでいて楽しい」と、みんなが書いてくれました。
それが本当に嬉しかったです。
まだまだ大変な状況は続くだろうけど。
その笑顔で乗り切るのだよ、きっと大丈夫。
悩んだ時に母が必要ならいつでも呼んで欲しい。
手を離す年齢にはなったけれど、いつまでも応援団です。
おめでとう、ハナ!!