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まぁ なんだかんだ いつも明るい 私たちの暮らし

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平成30年北海道胆振東部地震。

9月6日午前3時8分。

夕方にたっぷりお昼寝をしてしまって、元気いっぱいのまま深夜に突入。
まったく寝てくれないモモ……

それでもさすがに3時過ぎだよ?と思っていたら、聞きなれないアラームと同時に体感したことのない揺れを感じました。

「地震だ!」

強い衝撃に飛び起きてモモを抱きしめて、家具がキシキシと鳴るのを聞いていました。
横揺れは段々と大きくなって、食器もカチャカチャと鳴り始め、家が地面から離れて空中分解でもするんじゃないかと……そんな動きが長く続いていて。

震度5強、本当に怖かったです。

 

揺れがある程度おさまったところで、夫とゆず姉が1階へと下りてきました。
(ハナはまったく起きず)

「怖い」と泣くゆず姉は、2階の二段ベッドの上で恐怖のあまり吐き気がしたそうです。

体を寄せ合ってテレビの地震情報を見ていると、数分後「ブツン」という音のあとに目の前が真っ暗……というより真っ黒。
予期していなかった停電、我が家はオール電化。

 

何が起こっているかわからず、ゆず姉が起きてきたことでテンションが上がってしまったモモ。
怖くてなかなか眠気のこないゆず姉。

2人が眠ったのは5時前、夜明けの時間でした。

夫は近所のコンビニの様子を見に行くと出ていき、私は子どもたちの様子を見ながら家事などを。
いつまで続くかわからないのだから、できる対策をして少しでも不安をやわらげなければいけません。

 

そんなわけで、あるもので朝ごはん。
幸い断水はなかったので身支度を済ませてから、手洗いで1時間かけて洗濯をしてみました。

夫には「洗濯してるのアンタだけだよ」と笑われ。
ゆず姉には「昭和の暮らしを体験したね」と言われ、お隣さんに手洗いしたと言うと「嘘でしょ!」と驚かれ(笑)

翌日から天気が崩れる予報だったので、ためておいたら絶対に大変だものね。

 

やることもないので、じゃがいもをハナモモと掘ってみました。
メークイン、さっそく食べたら甘味があっておいしかった!

 

カセットコンロとお鍋でごはんを炊いて。
これがまた甘味と粘りのあるいい炊け具合で、ゆず姉が塩むすびにしてくれて晩ごはんにしました。

 

開店前から並んで非常食を調達してくれた夫。
しんどさも顔に出さず、早朝からコンビニやガソリンスタンドにも並んでくれて。通電した時にはご近所さんにも知らせに走ってくれたり。

通信手段が断たれた時には、車のラジオから情報収集して教えてくれたり。 本当に頼りになります。

私1人で子どもたちを見ながらでは、絶対にできないことばかり。

 

懐中電灯で水の入ったペットボトルを照らすとランタンになる!と聞いていたので、試してみるといい感じでした。
これを見ながら「ハッピーバースデー」を歌っているモモ(笑)

ちなみに、明日はゆず姉の誕生日です。
バースデーケーキはちょっと待ってもらわなくちゃいけないね。

 

日が暮れて真っ暗になると、不安が大きくなってしまうゆず姉。
当分は一緒に寝てあげようと思っています。

停電は39時間半後に復旧。
当初1週間はかかるとのことだったので、安心しました。

 

退院したばかりで、多少は非常食の蓄え(残り物だけど)があったこと。
日用品もまとめ買いしたものが残っていて、おむつなども十分にあったこと。
庭で野菜が収穫できたこと。
たくさんの冷凍ごはんが保冷材の代わりとして役立ち、保冷機能が長く続いたことで冷たさをキープできたこと。

生活自体への不安は小さかったです。

 

お隣さんからお裾分けをもらったり。
普段ゲームやyoutubeばかりだったハナが、久し振りにご近所のお友達と楽しく走り回ったり。
真っ暗な中、家族で見上げた星空が本当にきれいだったり。

私も久し振りにゆっくりと読書をしました。

 

ツイッターの情報、ラジオの情報、大きな災害からの学びに支えられたことを実感。
そして備えの足りなさを反省。

たくさんの学びがありました。
子どもたちにとっても大きな経験になっただろうと感じています。

 

宅急便が1日遅れでも届いて。
「時間指定は昨日だったんですけど、お届けしました!」と来てくれました。

生協さんも「お届けに回ってるんです」と笑顔。

サービスを提供してくれる人たちも被災者。
とてもありがたいし、凄い!と思ったけれど、申し訳なさも感じたり。

 

まだまだ完全復旧には時間が必要です。
当たり前のように日常に戻るのではなく、これからのためにもしっかりと考えていかなければいけませんよね。

たくさんの人たちからの心配と応援、励みになりました。

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