5月、学校健診の聴力検査で引っ掛かったモモ。
「養護教諭が(機械の)ボタンをポチポチッ!って結構押してたんですけど、モモちゃん全然聞こえてなくて」とは担任談。
左耳がよく聞こえてないようだと聞かされました。
ちょうど運動会の練習シーズン。
終わって落ち着いたころに再検査することを伝えていて、6月中旬。
かかりつけの耳鼻科を受診すると、主治医から「モモちゃん結構聞こえてないです」と検査結果を見せてもらいました。
年少組の頃に反復性中耳炎をやっていますが、その影響ではなく。
「生まれつきかもしれません」と伝えられた時にはちょっとだけ凹みました。
心臓だけじゃなく、耳も病気で生んでしまったのかと。
その日、紹介状を書いていただいて。
発達外来でお世話になっているこども病院へ、精密検査の予約をしました。
見せられた数字は70db以上。
家に帰ってきて調べてみると、高度難聴とありました。
(のちの説明で60dB程度と言われたので中等度)
モモ本人はもちろん、一緒に暮らしてきた私達も気づきませんでした。
幼稚園、小学校、デイの先生方。
発達相談で診てくれた臨床心理士。
他科の主治医たち、言語発達遅滞を主訴に受診することになった発達外来の主治医S先生も。
これまで、聞こえの問題を誰からも疑われたことはなく。
正直とても驚きました。
そして7月の受診日。
初めましての耳鼻咽喉科。
20分ほど検査したのち、主治医M先生はかかりつけ医での検査結果と比較しながら教えてくれました。
「改めて検査した結果も同じ形のグラフになったので、これで変わらないと思います」と。
ひらたく言うと、音の刺激を伝える神経が弱っているのが原因の難聴で。
それが片耳で起こっている状態。
生まれつきなのか、途中からジワジワ下がってきたのか、ガクッと突然下がったのか。
芸能人でよく聞く「突発性難聴」はこの神経が弱って起こる難聴の入口で、ここで気づくと治療もできるのだとか。
新生児スクリーニング検査やってない?と聞かれましたが、母子手帳には記載がなく。
「ずっと保育器でしたから」と伝えると、「それどころじゃなかったな」とM先生は笑いました。
仕方ないなって感じで。
こうなると、もう「いつから」は闇の中。
何ならモモは左耳がよく聞こえていないという事実さえわかっておらず、先生の質問にも全部「?」の顔です。
M先生「電話する時、どっちの耳にあてる?」
モモ「?」
私「スマホのスピーカーをONにして、画面見ながら喋ります(笑)」
M先生「そうか……(笑)」
時代よねぇ(;´д`)
幸いなことに、誰も気づかないほど右耳は健聴でした。
今後は「聞こえる右耳を守りましょう」という方針で、定期的に聴力検査をして経過観察することになりました。
M先生の話によると補聴器をつけても健聴の耳ほどは聞こえずで。
結局、聞こえる方で聞いてしまうのだそうです。
眼鏡ほど補正できないんですね。
モモに話したことは3つ。
- 時々右のお耳がちゃんと聞こえてるか検査しに来るよ
- 内緒話は右のお耳でするんだよ
- ママと手を繋ぐのは右手だよ
左右がしっかり定着していないので、指差ししながら「聞こえるのはこっち(右)のお耳で、聞こえないのはこっち(左)のお耳ね」と教えています。
これのおかげで覚えられるかも。
あとは、モモが関わる人たちに結果を伝えて配慮していただけばOK。
といっても今までと大きく変わることはありません。
M先生も「言わないだけで(片耳難聴の子は)結構いるよ」と言っていましたが、担任も同じクラスにいるのだと教えてくれました。
次回受診は夏休み中。
そこでもう一度聴力検査をして、CT検査をして、言葉の聞こえの検査をして……という流れになるようです。
調べてみると、めまいが起こったり聴力が落ちてくる可能性など悪いこともたくさん出てきます。
でも、心配しても仕方ないので。
そうなった時のための定期受診ですしね、あまり気にせず元気に過ごそうと思っています。
モモ画、パンダ。