ゆず姉のこと。
偏食だけれど食べることは好きで、ここ数年は食事量も増えてきて、特に今は休校期間中。
母は「何か食べたいものない?」と聞くことが多いのだけれど。
返ってくるのは「特にないよ」がほとんど。
たまに「おいしいもの」
つい最近は「いつもおいしいもの作ってもらってるよ」と、嬉しいことを言ってくれた。
そんなゆず姉の好物のひとつに、マグロとサーモンのお刺身がある。
つい先日、小さな盛り合わせが目に留まったので買って帰り。
晩ごはんの時に出してあげると大喜びで飛びついた。
あまりにも嬉しそうに、おいしそうに食べるものだから「食べたい時には言ってね?」と声をかけると。
ゆず姉は「たまに食べるからいいんだよ」と答えた。
昨日のマカロニも、茹でっぱなしのものを喜んで食べていた。
「マカロニ大好きなんだよね~」とニコニコしながらつまみ食いをしていたので、同じように「食べたい時には言ってね?」と声をかけると。
ハハッと笑って「はーい」と答えた。
コレ、特に「サーモンは高いから」と気を遣ってる感じではなく。
マグロはトロよりも、安いものがいい。
魚の脂は乗っていない方が好き!というタイプだからなのだと思う。
離婚してすぐの頃もそうだった。
それまでは経済的に余裕がなくて、お肉といえば鶏むね肉や豚バラ肉ばかり。
近所のスーパーで半額になったステーキ肉を見つけたので、買ってみた。
「おいしい」と喜んだのは、最初の1、2回で。
その時には2人で「たまに食べるからいいんだね」に着地して、以降買うことはなくなった。
常に買い置きしてあるチョコレートアイス。
固めでギザギザのポテトチップス。
個包装になっているチョコスナック。
そんなものの方が「さすがお母ちゃん、神!」と、目をキラキラさせて喜ぶのだから子どもらしい。
「子どもだな」と笑うと、決まって「子どもだよ」と笑い返す。
そんなゆず姉がかわいい。
さて、今日の晩ごはんは何を作ろうかな(๑´ڡ`๑)